ノア☆ザミ

オリ棒創作の設定・物語を投稿する場所

小鳥遊家…

孝輔は本格的に依頼を立てた
その報告が今日来る…

「それぞれで、今までで複数人の愛人はいることが解かりました…」
そう言いテーブルにばらまいた写真を見る
「孝輔…」
「……こんなの…もう、あんまりだっ!!!!」
ダンッ!!と怒りを込めてテーブルを叩きつけた
「…もう、こんなのが親なんて思いたくない!!こんなのが戸籍上で繋ぐくらいなら"伯爵位"を放棄したい!!」
怒り、不満、悲しみ…
様々な感情が入り雑じって、叫ぶ孝輔
ポロポロと涙を流す、その様子に、誰も何も言えなかった
「…さっさと楽になりたい…こんなの…」
一度泣き出すともうどうにもならなかった…
今まででの感情が表に出てしまい、止まることはなかった…

「元々…両親に愛人がいたことは物心付いたときから知ってた…何度もその様子を見てきたから…」
落ち着いた孝輔はそっと口を開く…
「お互い愛がない政略結婚でも…それでも…いつかは俺のこと見てくれるって…認めてくれるって…信じてた…」


恩寵学院_『生徒側』の登場人物。

アルト。
本名はアルヴェント・シルモニア。混血。
緑色の髪と金目。
現役Bランク生徒。実力はAランクぐらいいけそうだが訳あって階級申請は断ってる。
性格は男女問わず人間嫌い。現在は心を開いてるのはツェンガー先生のみ。



チャンドラ。
本名はチャンドラ・ルツフリ。
茶色に近い金髪と琥珀の目。
侯爵令息でAランク生徒。
混血に対する偏見により、アルトを見下してる。
性格は横暴で自己中心的。
実際の実力は大したことなく、本来はCランク程度。




※小説進行により増える可能性あります。

恩寵学院_主な登場人物。

創一_そういち。
本名は小田桐_創一。成績はCランク。15歳。
下級貴族の次男。跳ねっ毛のある銀髪で黒い瞳。八重歯が特徴的。
性格は典型的なドライだが感情は豊かな方である。どこか達観してる節があり、『自然の囁き』を宣言されても素直に喜べなかったが時間と共に受け入れつつある。
兄姉がおり、兄とは12歳離れてる。
模範する異能者及び『自然の囁き』の持ち主。
得意属性は風と火。



孝輔_こうすけ
本名は小鳥遊_孝輔。成績はBランク。17歳。
伯爵家の跡取り息子。若干癖毛のベリーブロンドで青目。
性格は真面目だが自身に対して卑屈気味。創一とは身分差はあるものの幼馴染。
両親とは仲が悪く、殆ど家にいない。創一の実家を逃げ道にしてる。
闇を習得、空間技を得意としてる。


ツェンガー先生。
本名はリーベルス・ヴァーク・ツェンガー。
恩寵学院の保険医。漆子。
怪我をした子を治療したり、相談になってあげたりする。
性格は明るく、生徒をおちょくりながらも真面目に取り込む。口調が若干オネェなため、一部の生徒から『オカマ先生』って呼ばれてる。
代々医者の家系で、貴族には入らないが異例の名字持ち。

恩寵学院─序─

紅桜国歴-2455年
時季は春頃。

人間界、妖魔界など異空間による種族が共存する世界。
人間界唯一の王家、紅桜王家。
赤い髪が特徴の王家。最高権力者。
唯一の王家つったけど一応、他にも王家がいる。でも紅桜の血縁関係がある王家ばかりだから、実質分家、小国とも言えるらしい。

「───一…」

しかも血統重視の一族だから、身分差があっても結婚出来るらしい。
なんなら王位者に限り、妻を二人以上持つことも可能らしい。てか少なくとも二人いないとダメらしい。

「小田桐創一聞いてんの」
「ブッ」
頭に衝撃が走り、目が覚める
「あ…」
「俺の授業内容は、子守唄になってたか」
俺は小田桐創一(おだぎり そういち)。
下級貴族の出で、15歳。
どうやら俺は居眠りしてたらしくジン先生に叩き起こされた。
怒ってるのか呆れてるのか解らない表情のジン先生。
フルネームはジンシル・オルステル・ブローム
黒人で碧瞳。黒めの肌色に映る銀髪。揉み上げ部分は金色に染めてる。
んで緑のリーフのある眼鏡をかけてる。
「スミマセン…仮眠してた…」
「そうか、あとで補習な」
そのまま黒板に戻る先生
「なにやってんだ…お前」
隣から声をかけてきたのは一歳上の幼馴染の孝輔。
ベリーブロンドに蒼眼。
家柄は伯爵家だが、両親とは不仲で殆ど家では顔を合わせてない。
あ、ジン先生は男爵家だつってたな。
俺は軽く唸りながら答える
「う~んなんか気付いてたら寝てた…」
「たく…授業中だぞ…」
今受けてる授業は簡単に言えば…"王家の歴史"。
特に有名なのが『王家の暗躍者』と言う二人組。
片割れは王家と血縁関係がある人物らしく、最初は王家に嫌悪感を抱いてたが、後にすれ違いと誤解だったことが解り和解したらしい。
「……そんな簡単に和解って出来るもんなのかな…」
俺は純粋にそう呟く…
授業終了後。
流石はジン先生。有言実行とはこのこと。
「えぇ~…たったの仮眠程度でぇ~?萎える…」
「授業中に寝てるからだ。さっさとやれ」
「ぶぅ…」
小一時間ほど経ったほどでやっと終わった
「ん…10問中、9問正解。まずまずだな」
「えー…ほぼ正解したんだから褒めてよぉ~…」
「ん…偉い偉い」
ポンポン頭を撫でられる…
「そうだ…小田桐…お前はちゃんと異能を使いこなせてるのか?」
「自室で包丁をメチャクチャ増やしました☆」
「危険だからマイナスな」
「えええぇえ」
そう、ブローム先生の話で出てきた"異能"

実はこの世界では”四大属性”
"初期属性"とも言われるのが火、水、風、地をベースとしている。
無論、産まれつきで決まらない。生きていくうえで習得してく…謂わば”得意属性”である。
更に習得が難しいと言われる”闇と光”も同じく。さらに雷や毒などは”創成属性”と言われる。
そんな中でも、唯一無二とも言われる能力。
通称"異能者"
生まれつきで、開花時期は10歳頃。
属性に関連しない能力を持つ。
例えば、コピーするなどや…時間を操るなど…
異能者の共通点は主に二つある。
一つ"発動には条件がある"、二つ"初期属性しか使えない"など。

そう俺も初期属性しか使えない…。
正直…"異能者"っての一長一短だと思ってる…
確かに異能は特別だ…でも"創成属性"を使えないのは正直しんどい…
「先生~…異能者でも闇と光って持てるの?」
「あくまで”初期属性”だからな。少なくとも不可能じゃないな」
「ほへぇ~」
「お前、風を掴めてるんだから可能性としてはあるぞ」
確かにそうだけど…
「う~ん…需要が無いとやる気になんない…」
「マイペースか…」
…まただ…
「…先生~」
「今度はなんだ」
「最近、変なのが見える…」
「変なの?」
最近って言っても、意識し出したのはって意味になるが…
「…なんだろう…靄って言うんかな…時々なんだけどさ…。人の周りに纏わりついてる…。なんか気持ち悪く感じる…」
「…!わかった。その件はツェンガーに聞いてみる」
「?…うん?」
…なんでそこであのオカマ先生が出るんだ?
まあ、気分悪く感じるってのは保険医の専門か…
俺はとりあえず、補習から解放されて自分の寮に戻った。

あ、うちの学院は寮生学校でもあって、正式入学は9歳からだが、ランク付けし易いように6歳からある程度の学務をする。
そんで、寮は3段階ある。
一次制(9~11)、二次制(12~15)、三次制(16~18)である。
俺はまだ15なので、三次制だな…。

一方、医療室。
大きめに三つ編みにまとめた黒髪と、赤い目。
目尻と口元にほくろのある妖艶な男性は、ブロームの話を聞き口を開く
「ふぅん…それは可能性あるね。それもハッキリ見えてる状態」
「検査をお願いできるか?」
「うんいいよ~…可愛い生徒のお悩みは先生の仕事だもの」
掌をヒラヒラする。


後日
「小田桐~、おいで~」
「……」
「逃げんな」
「うっす」

次の日、お昼ごろになって食堂に行こうとしたら、ツェンガー先生に呼び出された
どうやらブローム先生に話した件に、心当たりがあるからそのことについて話したいらしい
検査もするらしいから、午後の授業は免除させてくれるらしいけど…
「内容が内容だからね…医務室で話そうかしら」
「はーい」
保健室に向かい、ドアを開けようとしたら
「おわっ」
ドンッと人にぶつかった
180以上ある緑色の髪、赤みのある金目…?の人がギロッと睨んできた
「……」
「ご、ごめんね…?」
フイッと無視されて去っていこうとする
よく見ると、頬にガーゼっぽいの付けてたな…
「……」
「ちょっと、アルヴェント…医療セット使うなら一言言いなさいよね?」
アルヴェント…名前かな?
男はさっさと無視して行っちゃった
「……」
「たくっ」
ツェンガー先生は呆れた様子
「…緑色の髪、金目って…」
「あの威圧感でよく見てるね?そう彼は『混血』よ…」
「…混血…って、確か…”妖魔と人間”の間の子を指す言葉…」
且つ、”どちらでもない存在”と蔑称されてるのはなんとなく耳に挟んでたけど…正直言って、なんで拒絶気味なのかが解らない…
まぁどうでもいいけどさ…

医務室に入り、向かい合わせの椅子に座る
「よし、早速結論から言うけど」
「うっす」
「アンタ、『自然の囁き』を持ってる可能性が高いわ」
「…!」

『自然の囁き』
またの名は『神の加護』とも呼ばれる力…。
大昔に存在していた”神霊界”の力だと聞いており、人間のみ選ばれた力である
主な力は『治療・浄化』と言った正に聖属性とも言える。同時に一生涯『邪神化』を背負うことになる

大まかなことは授業で習ったことあるから説明不要だった
「もちろん、あくまで”可能性”だけどね?ただ、アンタ前から『人の周りに靄が見える』って言ってたわね?」
「…うん…最初は眩暈かなんかかなって思ったんだけど…」
「今でもハッキリ見えてるの?」
「…今はそうでもない」
「そう…」
ツェンガー先生は書類に書きながら聞き返す
質問の繰り返しで約三時間。
「よし、これで検査に必要になるものは揃った…」
「眠い」
ぶっちぎりはキツイ
「数日したら、呼ぶから寮に帰っていいわよ」
「はーい」
背伸びをして医療室から出ていく

「…兄は首席で卒業、姉は成績はまずまずだけど、実戦が得意…そして、次男であり末っ子の彼は、異能者な上に『神の加護』の可能性持ち…。小田桐家は下級貴族だけど、優秀さが見え隠れしてるわね…」
はぁとため息をするツェンガー。
「貴族な上に、兄妹が仲良いのは羨ましい…」
寂しげな表情を浮かべる…


続く。


創一。
小田桐 創一(おだぎり そういち)
下級貴族で次男。
15歳。模範の異能者。Cランク。
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孝輔。
小鳥遊 孝輔(たかなし こうすけ)
伯爵家の一人息子。
17歳。Bランク。
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ローム先生。
ジンジル・オルステル・ブローム
歴史を主に担当してる。
爵位は男爵らしいがどんな一族なのか詳しいことは解らない
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ツェンガー先生。
リーベルス・ヴァーク・ツェンガー
21歳。
代々医者の家系(準貴族)。
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アルヴェント。
アルヴェント・シルモニア。
17歳。シルフの混血。
Bランク。
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混血(妖魔と人間のハーフ)

・混血
そのままの通り、妖魔と人間のハーフ。
共通点として、

・男女問わずかなり高身長(170~190台)。
・源(属性)の感覚が鋭い。
・妖魔側になると飢餓状態になり人の血肉を欲するようになる
・純血妖魔よりは弱いが、人間よりはっょぃ
・再生力も早く身体能力も高い。
・タフ。
・犬歯が鋭い。
などが上がる。

見た目は二つ。

・妖魔側の髪色。
・深紅の金眼


二作目「恩寵学院」ではそれなりに出てくる。
当然、問答無用で殺されることは無くなっても、偏見と嫌悪感により差別が絶えない。

登場予定の新規

アキルド・F(フォンセ)・ガラクシア
二十歳前半で183㎝。24歳2431年8月13日生まれ
両親が魔術師同士で混血。ガラクシアはスペイン語で銀河を意味する。目付き悪く性格はクールでぶっきらぼう。侯爵家の落胤で父と異母姉からは無関心。右目は事故により失明してるらしく眼帯してる。人間嫌いなところもあるらしく他人との交流を好まない。
闇と水が得意属性。


ソレル・S(シファファ)・リュミエール
174㎝。31歳。2424年4月7日生まれ
騎士団団長。リュミエールはフランス語で光を意味する。性格は明るく聡明、必要以上な争いを嫌う。金が混じった黒髪をポニーテールにしてる。習得が難しい光を得意とする家系の次男。風と火が得意属性。
光を習得出来なかった為にリュミエール家から異端者扱い。


リョート・S(サンティエ)・リュミエール
170㎝で弟とは一歳差。2423年5月8日生まれ
騎士団副団長。金髪。性格は物静かで聡明だが用心深く人間嫌い。弟には少なくとも心を開いてる。
顔の半分ほど模擬戦のせいで火傷を負っており、その部分だけ仮面してる。
光と火が得意属性。

ノアっ子無駄話

創一:作者、『黒髪』について新たな可能性を見出だせてテンションMAXらしいが…
孝輔:確かにTwitterでも(謎のキレ)って付けてたしな…
創一:まぁ自分の作った世界観だから根本的な部分が大丈夫なら、どうにでもなったんだろう。
孝輔:せやな


ツェンガー:ねぇ私はいつ出番になるの?
アルヴェント:知らね